参加者と交流しながら、ご自身も学びと経験を深められるのが講師、サポートの仕事です。

○必要とされるスキル

英語で日常生活を送れる、英語指導ができることはもちろん、集団の中でのファシリテーションスキルが必須です。健康で、自分の気持ちのコントロールができることも重要です。

一日あたり数時間だけを生徒さんと過ごす英語教室でのスケジュールと違い、イングリッシュキャンプでは常に参加者の皆さんと行動を共にします。

英語指導だけでなく、キャンプ、プログラム日程すべてを参加者とともに過ごし、参加者の行動や学習のサポートをする大事な役割がありますので、疲れたり投げやりになったりしている暇はありません。

この状況を大変だと感じるか、楽しめるか。
楽しめると思う方には、適性があるでしょう。


○準備のしかた

すぐに講師として活躍するほどのスキル、経験がない方は、将来講師として参加できるようになるために、まずはサポートスタッフとして、または講師研修生として、費用を払ってでも、参加してみると良いでしょう。

プログラムの内容やキャンプの流れ、英語指導法、文化の違い、参加者の反応や講師としての対応のコツなど、実際に経験してこそわかることが多いので、行動するのがおすすめです。

そこで運営や指導のサポートを通じ、ご自身の動きを見てもらえば、主催者もあなたを知ることができます。すると、次の講師依頼につながる可能性が高まります。

○必要とされるスキル

プログラムによって、必要とされる英語力が異なる場合がありますが、日常会話ができるレベル、英語でのスピーキングに慣れていることが望ましいです。

子どもたちを対象としたキャンプに付き添う場合などは、英語力以上に「子どもが好きであること、人とのコミュニケーションに興味・意欲があること」が求められます。

主催者の求める人物像、英語力などをチェックして応募しましょう。


○事前に確認を！

日本人学生、海外からの留学生などは、プログラムに参加してサポートすると学校の単位になる場合があります。学校からの紹介の場合など、確認してみましょう。

参加にあたって特に費用がかかるかなど、チェックしましょう。ボランティアといっても、宿泊費や食事代、現地での交通費などは主催者がカバーしてくれることがほとんどです。
謝礼が出る場合もあります。

単位になる、謝礼が出る、といった要件にこだわらず、ピンときたものには参加してみることがおすすめです。数千円や数万円といったお金は後から稼ぐことができますが、イングリッシュキャンプのような、「体験」を通じた大きな学びが得られる機会は限られているからです。

役割	関わり方など	必要な英語レベル
メイン講師	率先して英語を使いながら、全体のプログラム進行、運営に目を配り、参加者を引っ張ります。場の雰囲気を作り、リードする力が不可欠です。	バイリンガル〜ネイティブレベル
アシスタント講師	メイン講師やスタッフとのチームワークを意識しつつ、参加者の間に入っていきます。参加者を個別にフォローもできるきめ細かさが必要です。	バイリンガル〜ネイティブレベル
運営サポートスタッフ	宿泊や食事、移動に関する手配、現地での支払いを行ったり、活動の模様を記録したりします。（旅行業の免許が必要な仕事もあります）	特に問わないが、英語でのやり取りに抵抗がないこと
学生アシスタント	子どもたちのプログラムで、参加者のお兄さんお姉さん的存在として、英語を使う姿勢を見せたり、ひとりひとりに声をかけたりします。	英語での日常会話ができるレベル

（実際の役割や必要な英語レベルは、プログラムの内容や規模によって異なります。）